恋愛病
サークル名
作品内容
主人公が小さな切欠でしてしまった告白がOKだった事から物語は始まる。
告白相手のつなみも些細な理由でOKしてしまったのだが、
カノジョという言葉にすっかり舞い上がってしまう主人公。
会えば会うほど、関係が進めば進むほどにすれ違ってゆく二人の気持ち……
そんな折、悲しみに暮れるつなみの親友のみさきを抱いてしまう。
つなみとみさき、二人の間を揺れながらもかえって近づいてゆく二人の気持ちと身体、
そして『恋愛病』という名の死の恐怖。気が付くと徐々に育ってゆく気持ちの重さ、
切なさ、そして2人+1人のヒロインの思惑と悲しみ、裏切り。
★登場キャラクター
●『広田直樹(ひろたなおき)』
青春を夢見る普通の高校生。人生の第一目標が「彼女を作る」
その割に自分からは何も動かず、「彼女欲しい」と言葉にするだけの高校生。
それを見かねた親友啓太が、「賭け」を理由に行動する事を学ばせようと告白劇を演じさせた事が、
彼の恋の切欠となる。彼女の事を知る余地も無く浮かれはしゃぐ付き合い始め、
そして初体験から、彼女の悩み、彼女の親友の不幸、自分にはなす術もない
現実に対する苦しみの中で支え合う「恋」を知ってゆく……
●『白瀬つなみ(しらせつなみ)』
人前では明朗快活で気さくな普通の女の子。
とっくの昔に両親に先立たれ、既に身よりは誰も居ないで一人で生きている。
亡き親のおかげで生活には困ってないが、成長を見守ってくれる親も
将来の夢も無い彼女にとっての毎日は浪費でしかない。
ただ何のためにか判らず生きてゆく意味を見出せないで悩んでいる。
そんな自分に対して親友の高岡みさきが自分の夢を持ち、
それに情熱を向けてゆく姿を羨ましく、そして内心妬ましくすら思っている。
主人公の告白に大した思いも持たずにOKしたのも、何の切欠でもいいから自分を変えたかったから。
だが付き合い始めても何も変わらぬ自分に次第に絶望と嫌気すら感じ始める、
主人公と肌を重ねても結局は何も変わってゆかない自分の人生に苛立ちを募らせる。
●『高岡みさき(たかおかみさき)』
「うわ、それまぞ-------い。」が口癖のもう一人のヒロイン。
「にしし」と笑う子供っぽい所もある。
自称つなみの大親友で学園きっての名スプリンター。
才能ではなく努力の末に手に入れたその夢に向かって、
一直線に突き進んでいくその様は、つなみにとっては眩しすぎる大親友。
だがその膝は既にスプリンターとしての寿命の限界まできており、
そのスプリンターとしての夢は終焉を目前に控える事になる。
自棄になり荒みきる彼女を救ったのは、まるで自分の事のように一生懸命に
支えてくれた主人公だった。
親友の彼氏と知りながらもそんな主人公と肌を重ねるみさき。
そしてつなみへの罪悪感が、みさきを支配してゆく……
●『名護啓太(なごけいた)』
主人公の悪友で幼馴染で行動派で彼女持ち。
カッコいいわけではないけれど、その行動力と人間味でモテるタイプ。
だらだらしてる割にはスポーツマンで、馬鹿が付くほどのおせっかい焼き。
口癖は「バカヤロ、今の気持ちがもったいないだろ。」
彼のおせっかいからこの物語は始まるといっても過言では無い。
常に主人公とつなみの関係を気遣い続ける姿からも、
けして面白半分の悪戯では無い事が伺える。
恋愛病に対しては「気にしてもしょうがない」と言う態度。
死ぬことを気にしていたら人生は楽しめない。
●『塚越ななり(つかこしななり)』
ケータの彼女。悪戯好きで他人の気持ちを操る事が大好き。
啓太と同じ楽天家だが、自信のなさの裏返し。強がり。寂しがり屋。
悪女気取りで直樹を誘惑したりとそこら中をひっかきまわすが、基本的にはケータが好き。
ジャンル
価格
2520円